〜介護現場の実際の状況〜

介護施設の状況とは。

これから介護職を目指す方や介護施設へ身内を預けようと考えている方の疑問として実際の介護施設はどんな感じ?とあると思いますので、現役介護士の視点から説明します。

ぶっちゃけかなり忙しいです。施設によっては利用者の数が多く職員が少なかったりとその分ナースコールが重なったり、訴えも多い事もしばしば。
業務よりナースコールが優先ではありますが、ナースコールが重なると迅速な対応が出来ない事もありますね。自分が以前居た施設だと利用者の数は100名近く居たのに対し、職員は60名程。全体で60名でしたが、職員もやはり休日は必要であり全員が出勤ではなく、フロアの数も3フロア(1フロアざっと30名の利用者)で日勤リーダー1名・サブリーダー1名・早番者4名・遅番者4名・夜勤者7名で運営して居ましたがそれでも業務が回らなかったり、ナースコールも同時に4箇所とかも普通にあります。

職員の勤務形態も4週8休と決まって居たり、シフトを決める方も頭を悩ませて居ます。
それにナースコールを押すのは利用者の方々、認知症ではない方へは待って頂くこと、その理由を説明をすれば待ってくれますが、認知症の方はそうはいきません。なぜなら認知症の度合いにもよりますが、トイレの訴えや帰宅願望で押す事もあり、職員の目の届かない所で立ち上がって歩き出し、ご本人の側に行った時は転倒して居たりします。

介護職員が増えれば良いのですが、介護職にはキツイ•汚い•給料が安いと言うイメージが強く求職者がなかなかいなかったり定着しないのが現状です。

これからも超高齢化社会が進む中介護が必要な方が増えていく社会です。キツイ•汚いは仕方ないですが、給料面はもちろん、人員の確保について真剣な見直しが必要ではありますね。介護職の慢性的な人員不足の原因は業務量の多さ・職員の疲労や給料的にも低く定着しない為でもあるので、解決策を考える必要があります。


介護職が増えない理由と背景について

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